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伊賀焼と信楽焼の『ごはん鍋』を比較 信楽焼は小さく軽い、伊賀焼はレビュー数が多い

「ごはん土鍋を探すと『萬古焼』がよく出てくるけど、他にはないの?」

萬古焼の土鍋は全国生産量80%も占めていて、残りは伊賀焼、信楽焼(しがらきやき)などです。

伊賀焼のごはん土鍋は『ごはん鍋 かまどさん』が有名。
最近の楽天ランキングでは、萬古焼を抑えて上位に入っていることがあります。

 

「じゃー、信楽焼は?」

信楽焼のごはん鍋は一般家庭よりも懐石料理店、料亭、旅館など業務向けの販売が多いです。

とはいっても、Amazonや楽天市場、信楽焼の窯元オンラインショップで販売されていますので、一般家庭でも購入ができます。

 

🚩 本記事の内容
  • 『伊賀焼』『信楽焼』のごはん鍋を サイズ・重量・沸騰後の火加減

 

 

 

伊賀焼と信楽焼は似ている?

伊賀焼(読み方:いがやき)は三重県伊賀市を、信楽焼(しがらやき)は滋賀県甲賀市(こうかし)を中心に窯元がある陶磁器です。

伊賀焼は同県にある萬古焼とではなく、信楽焼と似ていると言われています。
※萬古焼(ばんこやき)は三重県四日市市と菰野町(こものちょう)

 

それは伊賀焼と信楽焼が一つの山を挟み隣同士にあることで同系統の土を使っているから。

伝統芸品では「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」と言われるように一対の耳と呼ばれる取っ手が付いているか否かと…作風の上で違いがあります。

 

伊賀焼の特徴

伊賀焼の陶器は日常雑貨が中心、茶器、花器、土器、雪平、食器です。

信楽焼と比べると硬く重さがあります

窯変によるビードロ釉(ゆう)という緑色のガラス質や焦げ付き模様、器そのものが力強い形や色が特徴です。

 

信楽焼の特徴

信楽焼の陶器は小さいものから大きいものまで、特に大物陶器が作られています。

花器、食器、傘立て、置物、植木鉢、庭園用品、浴槽。

自然釉(ゆう)や「火色」と呼ばれる赤いまだら模様、「灰かぶり」と呼ばれる薪から出る灰が落ちて表面に溶け付く模様が特徴的です。

 

伊賀焼のごはん鍋 窯元まとめ

伊賀焼のごはん鍋を製作している窯元は長谷園『かまどさん』だけのようです。

一般メディアでよく取りあげられているので、楽天ランキングでは上位ランクイン、Amazonでもレビュー数300件を越え、ベストセラー商品。

私が『かまどさん』を知ったときは料理を紹介するメディアで端に写り込み、注釈に『かまどさん』が紹介されていた。

 

長谷園

長谷園『かまどさん 3合炊き CT-01』

【メリット】
  • 雑誌や使用者レビューなどにたくさん取りあげられているので「美味しく炊くコツ」「困ったときの対処法」を見つけやすい

·

【デメリット】
  • 合炊きで3合炊いたら、なんと!重さ5kgを越えます!
  • 内蓋があるので洗い物が多い

 

【公式サイトより】

  • 伊賀の粗い土が木のおひつのように呼吸し、御飯がベタつきません。
  • 遠赤外線効果の高い釉薬(ゆうやく)を使用し、お米の心まで熱が通します。
  • 直火の部分は肉厚成形になっており、熱を蓄えてからゆっくり伝えます。
  • 内蓋がありますので、圧力釜のような効果が期待できます。

 

概要

  • 寸法:外径24cm×高さ18cm
  • 内蓋:「あり」
  • 炊き方:火加減なし、中強火で11〜14分
    ※公式サイト情報
  • 重量:4kg
    ※米3合は約450g、ご飯を炊くと約1050g

 

信楽焼のごはん鍋 窯元まとめ

信楽焼のごはん鍋は、料亭、懐石料理店、旅館など向けに販売されています。サイズと重量を『伊賀焼 かまどさん』と比べると小さく軽い。

 

明山窯(めいぜんかま)『いっぺん食べとくれ 4合炊き』

※3合炊きがありませんので4合炊き

【メリット】
  • 内蓋「なし」でも火加減は不要。
  • 底が丸く、高さがあるので熱の対流が起こしやすい。
  • お客様の声から改良をしている。
  • 公式サイトで炊き方など詳しく説明されている

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【デメリット】
  • レビュー数は少ない 
    → 分からないことは問い合わせるとすぐに返信が来た。

 

【公式サイトより】
  • 適度な厚みがあるので保温効果があり、火加減の調節が不要です。
  • 少し背の高い形状のため、熱の対流が起きやすく、吹きこぼれを防ぎます。
  • 「始めちょろちょろ中ぱっぱ」と言われる炊き方ではなく、いきなり強火で炊けます。
  • ・陶器の熱伝導性を活かしているので、自然に「始めちょろちょろ」の状態になります。
  • 使い終わったら水を張っておくだけで、スポンジで軽くこするだけで汚れがとれます。

【概要】

  • 寸法:寸法:外径21cm×高さ19.5cm
  • 内蓋:「なし」
  • 炊き方:火加減なし、強火で約11分炊き沸騰したら火を止める ※公式サイト情報から一部抜粋
  • 重量:(「重い」というお客様の声から17%減量に成功、滋賀県窯業試験場特許取得)
    → 問い合わせたら「」
    ※米3合は約450g、ご飯を炊くと約1050g

 

カネフサ製陶

【メリット】
  • 色、種類が豊富でおしゃれ。
  • 料亭のご飯を家庭で炊けるような工夫と価格設定。
  • 内蓋「なし」でも火加減が不要。
  • 本体重量2.2kg とても軽い
  • 楽天市場のレビューは高評価

·

【デメリット】
  • 楽天市場でしか販売されていない※2022年9月現在

 

【公式サイトより】
  • 国際食学協会認定2009年金賞を受賞 ・短時間で簡単に美味しく料亭のごはんが炊けます。
  • 「始めちょろちょろ中ぱっぱ」がいきなり強火で炊くことで陶器の特性により自動的に行われます。
  • 「米がたっている」の状態で炊きあがり、ふっくらとしています。
  • 信楽焼のごはん鍋は数万円するものもありますが、できる限り価格を抑えご家庭でも料亭の御飯が炊けるようにしています。
  • 信楽特有の釉薬を活かしたカラーが全6色とデザイン3種類あります。黒、白、青、オレンジ、緑、黄色。

【概要】

  • 外径20cm×高さ11cm(取っ手を含むと外径25cm)
  • 内蓋:「なし」
  • 炊き方:火加減は不要、強火で15分
    ※公式サイト情報より一部抜粋
  • 重量:2.2kg
    ※米3合は約450g、ご飯を炊くと約1050g

 

雲井窯『御飯鍋 黒楽』(くもいかま)

 

【メリット】
  • 30年余りつくり続けてきたごはん鍋に特化した土鍋。
  • これぞ料亭にありそうな風像。
  • 料亭、懐石料理と同等のごはん鍋が使える。

·

【デメリット】
  • レビュー数が少なく不安、価格が高い、情報が少ない。

 

【公式サイトより】
  • 色は黒色、飴釉(茶色)、赤楽色(朱赤)があり、使い続けることで色合いが変化していきます。

【概要】

  • 寸法:外径22cm×高さ15cm
  • 内蓋:「なし」
  • 炊き方:火加減は必要、沸騰するまでは強火約10分、十分沸騰したら弱火で約10分
    ※公式サイト情報より一部抜粋
  • 重量:3.2kg
    ※米3合は約450g、ご飯を炊くと約1050g

 

まとめ

・信楽焼は伊賀焼に比べて小さく軽いため、毎日の家事でも負担にならない
・信楽焼は肉厚なため火加減をしなくても自然と「始めちょろちょろ」の状態が作られる
・信楽焼を購入するなら、公式サイトのオンラインショップか楽天市場 ・信楽焼は全体的にレビュー数が少なく、購入前に躊躇する
→自分で炊き方を試せる人におすすめ
・内蓋「なし」は熱の対流が起きやすい
・伊賀焼『かまどさん』は、販売店が多くどこででも購入できる ・伊賀焼は『かまどさん』一択、困ったらすぐ調べて解決したい人ににおすすめ